レモールっていう会社が倒産(民事再生)しましたね。
なんか見たこと聞いたことある会社やなって思ってたんですが、
大阪(堀江)にある会社だったんですね。勝手ですが東京にある会社だと思ってました。

以下ニュース
(株)レモールは9月24日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請。
1991年(平成3年)3月に設立。
96年(平成8年)4月、パンスト・ナースシューズ等の通信販売業を再開。
その後、ベビー・マタニティーの通信販売業者を買収、現在は、看護用品、マタニティー用品、
ベビー用品の通信販売を中心に、ベビー衣料の小売も手がける。

2011年3月期の年売上高は約256億6000万円、
特にナース用品では全国シェアの約70%を占める。

 

しかし、急激な事業の拡大に社内体制の整備が追いつかず、大量の商品在庫を抱えるようになる。
また、輸入の為替リスクを低減させるために結んでいたデリバティブ取引が、
円高の進行により多額の損失が発生。

 

大幅なリストラと大手商社との取引関係強化により経営再建を図っていたが、
東日本大震災の影響もあって2012年3月期の年売上高は約219億3300万円にダウン。
損益面でも、円高によるデリバティブ取引の巨額損失の問題が解消されず、
3期連続で債務超過に転落。
借入金の返済を延長や中小企業金融円滑化法を利用してきたが、
業況は改善せず2013年3月期の年売上高も200億1000万円に減少し、大幅な欠損計上。

 

このため、8月30日には(株)ベルーナ(東証1部)に対して、看護師通販事業の譲渡。
しかし、その後に売却代金の債権者への配分・返済条件を巡って債権者間での調整がつかず
自力での再建を断念。負債額は約154億円。

東京データバンク

 

 

この為替デリバティブ(金融派生商品)取引って聞いたことあります。
事業自体はうまくいってるのに、この為替デリバティブで多額の損失や倒産する会社があるようです。レモールも全てではないですが、この為替デリバティブが重荷になったみたいです。

 

為替デリバティブ(金融派生商品)は、2004年から2007年頃にかけての円安時に
(一時1ドル110円から120円くらいに円安へ)、大手銀行が優良な中小企業等に対して、
円安時に利益が受けられる「為替デリバティブ」と呼ばれる商品を大量に販売。
ですが、2008年のリーマンショックの頃から一転して円高、
これにより多額の損失を受ける企業が続出、
本業が順調であるにもかかわらず会社の維持が難しくなるという事態が発生。

 

金融庁によれば、平成22年(2010年)9月末現在で、
デリバティブ契約を保有している企業は1万9000社、
契約数では4万500件。2011年3月11日時点では6万3700件。
為替は2010年時点で1ドル90円前後、さらにまだ円高は進んで2012年では80円きってます。
もうこの時点では利益なんて絶対に出てないでしょう。
ようやく2012年9月以降、安倍政権発足で円高解消、100円前後です。
それでもまだ損失が発生している会社もあると思います。

 

商品の契約パターンは色々あるようで、5年から10年物(短期パターンも有るようです)、
毎月~3ヶ月ごとに決済が行われ、決められた相場よりも円安であれば利益が発生し、
円高であれば損失が発生。
2004年から2007年頃に契約を結んだとしたら、全く儲かっていないことになります。
しかも中途解約しようとすれば多額の違約金が発生。どっちにしても解約できず。

 

juyujo

 

この為替デリバティブが原因で倒産した会社
神戸市西区の中堅冷凍食品メーカー「エスケー食品」
2010年12月期決算の売上高は約55億3300万円、11年12月期決算でも約58億5600万円の売り上げ、エスケー食品単体では経常段階で1億円以上の利益あり。

 

しかし「通貨オプション」と呼ばれる為替デリバティブ(為替予約契約)により、
毎月1000万円以上の損金が発生。これが資金繰り悪化の原因となり、2012年5月に倒産。
いくら本業で頑張っても為替デリバティブが足かせになるということです。
これって経営者にとってはほんと辛いですよね。
本業なら改善できる点もあると思いますが、為替なんで自分ではどうにもできません。

 

 

しかもこの為替デリバティブ、販売方法に関して銀行に多いに問題があったようです。
販売方法もそうですが、商品自体が銀行に有利になっているようです。(契約によって違いあり)

商品自体の問題(銀行に有利)

・ある一定の値段(円安)なると契約を解除(これにより銀行の損失は抑えられる)
しかし、円高になると下がった値段(差額)の倍払う

 

販売方法の問題

・円高になった場合のリスクを十分に説明しないまま、勧誘・販売

・また、為替リスクヘッジの需要が小さい、あるいは全く需要のない企業に対しても商品を勧誘
 (結ぶ必要がないのに勧誘)

・銀行が、相手方企業に対する融資取引関係における優位性を利用してデリバティブ取引を勧誘

 
詳しくは以下
ビジネスジャーナル・銀行の強引勧誘で4千万円損害 被害者が語るデリバティブの罠

 

これを読む限りえげつない商売してますね。
まさに中小企業を食い物に・・・・。
訴えられても仕方ないですね。

 

 

レモール会社沿革

1954年度/ ヨネダ靴下株式会社設立(レッグ商品の製造)

1991年度/ 株式会社レモール(ヨネダ靴下株式会社の子会社)設立
株式会社パーレン・ベビー事業部を設立

1996年度/ 株式会社レモール・ナース事業部を設立

1998年度/ 輸入商品の取り扱い増加に伴い商品倉庫を建設

2000年度/ 株式会社パーレン・ギフト事業部を設立
現社屋に業務拡大のため移転
株式会社レモールと株式会社パーレンを統合合併し、株式会社レモールとして発足

2003年度/ 寧波来茂尓制衣有限公司を海外生産拠点として設立

2004年度/ 大阪中央ビル取得に伴い大阪支社を移転
寧波来茂尓制衣有限公司・上海分公司を海外支社として設立
新物流センターを竣工

2005年度/ 株式会社アンファミエを設立(看護師採用情報サービス)

2006年度/ 上海来茂尓商貿有限公司を設立
ピーター商事株式会社の全株式を取得
プライバシーマークを取得

2007年度/ 福神第2配送センターを竣工

2008年度/ 本社を大阪に移転

 

海外にも支社があったんですね。
ちなみに、レモールの看護師通販事業は8月30日にベルーナに買収されています。
買収金額は61億円。
レモールの2013年3月期の看護師通販事業の売上高は約58億円で、営業利益は5億6900万円。
ベルーナの13年3月期の看護師通販事業の売上高は約11億6000万円。

 

レモールに関してヤフー知恵袋にこんな質問がありました。

ベビー用品の『レモール』倒産?
ベビー用品通販のレモールが倒産したと知人から聞きました。
詳細をご存知の方、情報をお願いします。
クレジットで注文した商品はどうなってしまうのでしょうか?

質問日時:2012/12/6 11:36:33

この時点ではベルーナに看護師通販事業を売ってないですし、倒産もしていません。
でも2012年12月と日が近いこともあり、この頃から何か危険な噂があったんでしょうか。

 


レモールが倒産したようですが、今日冬物のカタログが届きました。
かわいいダウンを見つけたのですが注文しても意味ないでしょうか?

詳細がわからず困っています。
質問日時:2013/9/30 16:59:58


民事再生に入っているようですから様子を見た方が良いと思われます。

 

 

ネットを見てるとレモールの苦情がかなり多いですね。
今はどうか知りませんが、知恵袋で「レモール 苦情」と検索すると、
2009年から2011年にかけて苦情の質問が多数です。
特に2010年。

 

電話が繋がらない(繋がりにくい)、商品が届くのが遅すぎる、
請求金額が違う、違う所に発送したなど色々です。
2011年以降は「レモール 苦情」で検索すると出てきませんので、
問題はあるとしても少しは改善されたんだと思います。

 

倒産理由に「急激な事業の拡大に社内体制の整備が追いつかず」とあるんで、
この頃から厳しかったんでしょうね。
びっくりしたのが従業員95名ってことです。
こんなもんなんですかね?よくわからないですが少ないように思いました。

 

こんな質問も・・・・

レモール(通販)ってこんなに対応酷いものですか?

ネットショッピングをたくさん利用しているものですが、
レモールに関しては、ちょっと対応に驚いています。

まず、電話がほとんど繋がらないこと(オペレーターが明らかに少ない模様)

あと、頼んで9日たっても商品が届かず、繰り返し繰り返し電話して、
やっとつながって問い合わせたら、
「通常うちは届くまで2~3週間かかりますけど」と殿様商売的な対応。
配送状況確認お願いするも、「こちらではできかねます」とつっぱねられました。

今までの通販は遅くても1週間以内に届き、
また届かない場合は事前に教えてくれたりしていたので、
レモールの対応にはちょっと驚いています。

また、ヤフーの検索でレモールを入力すると、3番目に「レモール 苦情」というのが出てきます。
やはりレモールの対応ってこんなものなんですかね・・・?

質問問日時:2009/11/16 12:43:04


以前、請求金額が違っていたことで問い合わせたのですが、
電話は全く繋がらず…しかたがないので問い合わせフォームから問い合わせたけど、連絡なし…
再度問い合わせても何の返答もなかったので消費者センターに連絡しました。

そしたら、その翌日、レモールから電話ありました(笑)
最初に問い合わせてから3週間経ってましたけど………

なぜこんなに返答が遅いのか?と聞いたところ
「問い合わせが殺到していて、(私が送った内容を)まだ見ていない」とのこと。
3週間前ですよ…?
一体何人で対応してるんだろー、って思っちゃいました。

ネットで注文しても届いてみたら『在庫なし』の紙切れピラーン。
またか…って感じです。
フツー、オンラインなら在庫状況と連動してると思うのですが…

ただ、納期に関してはちゃんと
・通常2週間以内
・注文受付後“4週間以上たっても商品が手元に届かない場合”、問い合わせください
とサイトにもカタログにも明記してあるので、質問者様の今回の件に関しては
そういう返答でもしょうがないかな、とは思います。
(レモール側としては提示している納期を超過しているわけではないので。)
まぁ、4週間過ぎても届かないこともザラにあるみたいですけどね…

レモールはクレーム入れても「じゃー、使っていただかなくて結構です」な
スタンスらしいです。
私はもう使っていません。

回答日時:2009/11/19 11:11:50

 

質問者からのコメント
皆さん、ご回答ありがとうございました!
短期間の間にこんなにご回答いただけるなんて、びっくりしました。
やはり普通の会社じゃないんですね・・・
因みに私はレモールに2週間前に問い合わせの連絡をしたのですが、
未だ連絡来ず・・・。
ネットでよくよく調べると、2004年頃からこのような苦情が出ており、
改善されてないようですね、もう5年も!!
この調子じゃ今後も改善はしなそうですね。はぁ・・

コメント日時:2009/11/23 18:26:56

 

ということで倒産です・・・。
デリバティブの問題もありましたが、こっちの問題の方が大きかったかもしれませんね。
事業の拡大に体制が追いついてなかったんでしょうね。